
スポーツ医・科学研究事業
スポーツ医・科学研究事業では、スポーツ科学・医学・情報の各機能が統合されたJISSの特徴を生かし、国内や国外の研究者や研究機関、競技団体との連携・協力を行いながら、国際競技力向上のために有用となる方策を生み出すための研究を行います。
研究課題は、競技スポーツの現場で、国際競技力向上に向けての取り組みを進める上で、早急に科学的な解明が求められている3つの分野に関するものであり、課題毎にプロジェクトチームを編成して研究を推進しています。
評価に関する研究
競技力向上を目標としてトレーニングを行う場合、現在の競技者個人のフィットネスやスキルレベルを正確に評価するとともに、トレーニング効果などを的確に競技者に認識させることが重要です。さらに、継続的に高いパフォーマンスを発揮するためには、選手個人に適したコンディショニングが必要になります。本研究では、客観的で正確な体力レベルやスキル、コンディションの評価、そして、即時的なフィードバックを行うための方法論の確立と必要となる測定機器の開発を行うことを目的とします。
トレーニング・コーチングに関する研究
競技力向上のためには、競技特性や個人に適したトレーニング方法を確立し、最適な方法で処方することが重要です。さらに、計画的なトレーニングを実施して、それを強化・育成に結び付けるための適切なコーチングも必要となります。本研究では、競技種目に共通する、あるいは、競技・運動特性毎に最適、かつ、より効果的なトレーニング方法を開発して競技者に応用することを目的とします。
戦略・戦術に関する研究
効率良い競技力向上のためには、論理的で、多くのデータに裏打ちされた正しい戦略・戦術が必要不可欠となります。また、その中には、戦略・戦術を遂行するために必要となる、優れた素質を有する競技者を発掘・選抜するために最適な評価方法の開発と、得られた情報を活用する方策も必要になります。本研究では、最先端の技術を駆使したゲーム分析や動作解析による新しいデータ取得・活用方法を開発するとともに、優れた素質を有する競技者を発掘・選抜するシステムを構築して現場に応用することを目的とします。
研究成果の公表
これらの研究により得られた成果は、各競技団体や研究機関に広く還元されるとともに、競技力向上やスポーツ医・科学研究の発展を目的とした学会等で発表されます。さらに、スポーツ関係者を対象とした講習会などの資料としても活用されています。 |